2021.11.14

11/14 (日)長野のLGBT講演が信濃毎日新聞に掲載されました!

2021年11月14日付 信濃毎日新聞

11月11日の長野県辰野中学校でのLGBT講演が、昨日の信濃毎日新聞に掲載されました。


2006年。
ニュージーランド🇳🇿に住んでいた時、電話で母にカミングアウトしました。

2年を経て帰国した時に、
実家で母が黙って渡してくれたのが、20枚近くのLGBT🏳️‍🌈の新聞記事。


性別を変更して結婚したカップル。
カミングアウトして、希望の性別で働く人。


母が悩みながらも、 
少しでも理解しようと、
私を勇気づけたいと、

コツコツと新聞の端から端まで目を通して、
取り溜めてくれていたんだなと思うと、嬉しくて、でも、申し訳なくて。

なんか、いろんな気持ちが、グチャグチャになって、
泣きながら、「ありがとう。」って、受け取った記憶がある。


13年前の2008年。

その時も新聞を見て、
私は、一人じゃないと思えたし、

まだ、女性で診断も受けていなかった私にも、

『自分を好きな自分で、 生きる未来があるのかもしれない。』

LGBT🏳️‍🌈の新聞記事は、そんな希望を見せてくれる存在だった。


長野県は、松本市で同性パートナー制度が、数件成立している。

けど、まだまだ、LGBTを知らない人も多い可能性が高い。

昨日のこの記事を見て、

少しでもホッとしたり、
勇気づけられたり、自分は、自分でいいんだって、気持ちに寄り添えたら嬉しい。 


百聞は一見にしかず。


私は、ニュージーランドで、

ゲイ(男性同性愛者)のカップルと出会って、

たくさんの違う価値観が共存する世界で5年間生活をして、
違うからこそ、お互いを活かし合えるんだって経験を通して学んだ。


だからこそ、
1人でもLGBTの当事者の一人の「私」に出会って、

「同じだけど、違う。違うけど同じ。」って、
友達や知り合いのような親しみを持ってもらえたなら、

すでに出会っているLGBTや様々な性の人たち、
いろんな違いを持った人たちがそれぞれが堂々と生きることが当たり前になる。

そして、知ること、出会うことで、
違いを排除するのではなく、お互いに尊重し合いながら、
生きるためにできることを模索しながら向き合い続けることができるんだと感じる


改めて、来年は、もっと全国に出て、
たくさんの人にLGBT🏳️‍🌈を知ってもらえるように、動く覚悟が決まりました。



そして、初心に戻り、改めて講演活動をはじめたきっかけを思い出す、良い機会になりました。

長野に呼んでくれた、矢ヶ崎 芳 恵よしえさん、矢ヶ崎 浩一郎
こういちろうさん。ありがとうございます。また、長野に行くから、待っててね。

めっちゃええやん!