2021.08.22
ALLY(アライ)という言葉を知っていますか?
突然ですが、ALLY(アライ)と言う言葉を知っていますか?
カタカナや英語が多いLGBTの言葉で、また新たな言葉が出てきたな!?と思っている方もいるかもしれません。
今日はこのALLY(アライ)について説明をしていきたいと思います。
ALLYの言葉の意味や、ALLYとしてできることを知ることで、
皆さんや周りの人が、性の多様性に対して、身近に感じられるようになったり、自分ごととしてできることがあるんだと気づいたり、社会を少しずつ変えていく仲間として、一緒に活動していただければ嬉しいなと思います。
ALLYとは?
ALLYとは、LGBTを仲間として、応援・支援する気持ちを持っている人のこと。また、実際に行動している人のことを言います。
具体的には、LGBTの研修や講演会に参加して、知識を深めて情報を得る。
ホームページや映画や本などで経験談に触れたる中で困り事に気づいたり。
また、さらに活動を深めて地元のLGBTコミュニティーで当事者と対話の機会を持つ、レインボープライドと呼ばれる権利を主張するお祭りに参加して、多様な人と出会い直しを体験するなど、積極的に活動する人もいます。
あるデータでは、ALLYが会社にいると、LGBT当事者の心理的安全性が高まり、勤続意欲が増したり、コミュニケーションが取りやすくなるという結果が出ています。
では、具体的にALLYとしてできることは、どんなことがあるのか?
1、LGBTの知識や情報を知る
LGBTの本、絵本、映画、ドラマなどをみる。講演や研修を受けるなどして、
正しい知識や情報を知ることができます。
メディアや漠然としたイメージではなく、実際にどんな困難や課題があるのか?を知ることから全てが始まります。今までは、学ぶ機会が少なかったのも事実ですが、今は、インターネットや図書館などいろんな場所で情報を得ることができます。
まずは、自分ごととして何ができるのかな?と、主体的にできることからはじめてみましょう。
2、ALLY(アライ)と表明する
LGBTの知識や情報を学びはじめたら、ALLY(アライ)と表明してみましょう。まだ、学びはじめて間もないままで、ALLYと名乗っていいのかな?と思っている方も多いのかもしれません。
大丈夫です。
まずは、ご自身がそう決めたら、あなたは、ALLYです。
もし、ALLYとした日が浅いな、まだ、知らないことがたくさんだと少し不安に感じていて、LGBTの当事者と話をする機会があれば、最初にこう伝えてみてください。
「あなたのことをもっと理解したいと思っているんだけど、もしかして、まだ知らないことが多くて傷つけてしまうこともあるかもしれない。その時は、それは嫌な気持ちがすると教えてくれたら嬉しいな。」
と、今の自分自身の状況や気持ちを伝えてから、お話をしてみてください。
じゃあ、どうやってALLYとして発信できるのか?
・ALLYシール(6色の虹)やグッズなどを携帯やファイルなどにつける
・SNSで発信する時に、#LGBT #ALLY などをつけて学んだことを発信する
・学校に、6色のレインボーフラッグを飾る
・図書館や保健室にLGBTの本、絵本などを置く(コーナーを作るのもあり)
・啓発ポスターを構内に掲示する
・学校や会社のHPに、LGBTの学習や研修をしたことを記載する など
3、行動する
ALLYとして主体的に行動するです。
例えば、地域やオンラインでLGBTコミュニティや、レインボープライドなどのお祭りに参加することができます。
LGBTコミュニティってどんなことをするの?と思われる方もいるかもしれません。コミュニティの企画・運営をさせていただいている、南大阪のにじいろブーケのタイムスケジュールをご紹介させていただきます。
【7月の富田林市LGBTコミュニティ】
14時 コミュニティスタート
グランドルール(コミュニティ内でのルール)紹介
自己紹介
14時30分 テーマに沿って、ゲストがトーク
前回、7月24日は、
NPO法人こどまっぷ共同代表の長村さん、茂田さんに
「同性婚、家族、子育て」についてお話をしていただきました。
15時10分 グループ交流会「同性婚と地域社会でLGBTに対してできること」
15時40分 シェアタイム
15時50分 LGBTコミュニティの告知、お知らせなど
16時 終了
※この日は、特別に別途交流会が17時まで開催されました。
富田林市役所主催 にじいろブーケ
https://www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/19/50165.html
他にできる行動は、
・日常からLGBTに対して肯定的なメッセージを送る
→#LGBT #ALLYなどのタグをつけて発信する
・LGBT研修や講話で学んだことをSNSでアウトプットする
・傷つく言葉を使っている人がいたら、注意する
「その言葉で嫌な思いをする人がいるから、使わないで欲しい。」
・学校や社内でLGBT勉強会やコミュニティを主催する など
いきなり大きなことは、できなくても大丈夫です。
まずは、
・自分自身の日頃の言葉遣いを意識して、自分の中の思い込みに気づく
・LGBTが不快に感じる言葉遣いを知ってフラットな言葉に言い換える
・LGBTに興味を持って、HPや本などを読んで知識や情報を知る
などからはじめてみてください。
【LGBTの講演会・研修について】
下記からご依頼も可能です。
お気軽にお声掛けください。
LGBT講演依頼について
https://life-journey.biz/2019/10/18/lgbt-lecture/