2021.02.04
2月3日(水)あべの翔学高等学校「カランコエの花」上映会&LGBT講演会
おはようございます。
LGBT活動家、藤原 直です。
昨日は、大阪市あべの翔学高等学校で高校2年生、300名に向けて、映画「カランコエの花」上映会&LGBT講演会の講師を担当させていただきました。
– あらすじ –
「うちのクラスにもいるんじゃないか?」
とある高校2年生のクラス。ある日唐突に『LGBTについて』の授業が行われた 。
しかし他のクラスではその授業は行われておらず、 生徒たちに疑念が生じる。
「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」生徒らの日常に波紋が広がっていき…
思春期ならではの心の葛藤が 起こした行動とは…?
第28回レインボー・リールでグランプリを受賞した作品。
LGBT当事者の目線ではなく、周囲の人々にフォーカスを当て、まわりの過剰な配慮によって翻弄される当事者の姿を描き出しています。
「まわりからの過剰な配慮」
「悪ふざけをして犯人探しをする生徒」
「見て見ぬ振りをしてやり過ごそうとする生徒」
「何が正しいか、どのような行動をすればよいか」という答えは、
明示していないので、観る人に委ねられます。
この繊細な課題が凝縮された40分という短い本編を観た後に、生徒の皆さんと答えの無い問いを考えます。
登場人物のそれぞれの立場。
気になった行動やその理由は?
それぞれの立場でできたことは、何なのか?
「自分だったら何ができただろう?」
そんな問いかけをすることで、主体的にLGBTの課題に関わっていく考え方を身に付けることができます。
講演後に、校舎の前で部活に行くところの生徒さんが話しかけに来てくれました。
「今日は、LGBTのお話ありがとうございました。
今日のお話と、インスタでフォローしているモデルさんが、ALLY(アライ)とレインボーのマークをプロフィールに書いていことがつながりました。
これから、いろんな人と出会っていくと思うので、私もアライになります。」
生徒さんたちの実体験と、今日のLGBTと性の多様性の話がつながった瞬間だなと感じて、嬉しかったです。
マイクで話を聞かれるのは、恥ずかしそうにしていた生徒さんが多かったのですが、参加してくださった一人一人が何か気持ちに変化があったり、気づきを得て、何か昨日と違う小さな一歩を踏み出してもらえたら嬉しいです。
今日も良い1日をお過ごしください。
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