2021.02.01
1月23日(金)大阪市立桃谷中学校でLGBT講話
おはようございます。
LGBT活動家、藤原 直です。
1月23日(金)大阪市立桃谷中学校で、LGBT講話。
中学2年生、約100名向けにお話をさせていただきました。
5、6時間目のうちの約120分(10分間休憩)
LGBT基礎知識、経験談、ワークショップ、動画、振り返りまとめ。
長い時間だったのですが、集中してお話を聞いてくれていました。
会場は、中学校の武道場。
開始30分前から、子どもたちが登場。
元気に挨拶をしてくれて、
つかず離れずの距離でチラチラと見てました。
「今日、藤原さん、来るんやんな?」
養護教諭の先生が、担当してくださった、
事前学習でも質問をたくさん出してくれた子どもたち。
LGBT当事者の私と会えると言うことで、
前日から子どもたちも楽しみにしてくれていたようで、嬉しかったです。
この機会を大切にしたいと、5、6時間目と長いお時間をいただいていたので、子どもたちが意見を出し合うワークショップを行いました。
問いかけは、「お友達からカミングアウトされたら?」
数分間、他のお友達と意見を出し合って、一緒に考える時間を持ちました。
自分自身がどう感じるのか?
どうして、そう思ったと思うのか?
どんな言葉をかけるか?
どう付き合っていきたいか?
など、問いかけを用意していくと、
思ったことをどんどん出してくれていました。
一番多かった答えが、「ええやん!」。
関西弁ならではの優しい響きにニヤニヤ。
「ええやん!」
子どもたちがお互いの違いを認め合う、
シンプルに受け入れる言葉を使ってくれていて、とても嬉しかったです。
後日にいただいた感想では、
・自分らしさにみんなが誇りを持てるようになればいいなと思いました
・世界にはいろんな心が持った人がいて、いろんな人を好きになる人がいることを知りました。
・自分が友達にカミングアウトをされたら、どう感じるかやどんな言葉をかけて
あげるかをそれぞれの班で考えて、発表しあったときに良い意見も出たし、友達の意見も聞けて良かったです。
・今、外国は男同士でも女同士でもお付き合い、結婚ができることが多いけど、日本はそれができないので、できたらいいなと思いました。LGBTについてよく知れたし、自分のことも考えられたと思いました。
・知らなかった言葉や知識が自分自身にとって、これからどういうふうに活用していくか、できるかを考えることができました。そのために、より一層相談相手(カミングアウトできる相手)に自分がなれるように頑張ろうと思いました。身近にそのような人がいても接し方は変わらずに、いつも以上に支えていこうって思ったし、周りが共通理解するために友達として自分ができることをしようと思いました。
子どもたちが、自分ごととして、
「誰もが多様な性を自由に表現して、それが認め合える社会を作るために、
自分ができることは、何なのか?」
を考えて感想を書いてくれたことが、とても嬉しかったです。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
LGBTや性の多様性だけでなく、
いろんな物事に広い視野、視点を持ってくれたらいいなと思いました。