2019.10.12
ナショナル・カミングアウトデー10月11日
こんにちは。
LGBTライフビジョンコーチの直です。
10月11日。
この日は、LGBTなどの性的少数者が自らの性的指向(恋愛対象)や性自認(自分の性をどう感じているか)を公にした人を祝う「ナショナル・カミングアウト・デー」です。
ニュージーランドのホテルで働いていた私も、13年前に初めて、カミングアウトをしてから今がある。そんなきっかけを作ってくれたのは、当時出会ったばかりのある女性でした。
同じフラットで暮らすことになり、仲良くなりどんどん彼女に惹かれてきている時に、その人は、言いました。
「なんか、一緒にいると友達以上の守られているような温かさを感じる。」
当時から自分自身では、身体は女性で、心は男性であることを確信していた。だだが、それを誰に言えずに隠していました。「このまま、自分を信じてくれている人を騙し続けてもいいのだろうか。」急に、罪悪感や自己嫌悪が襲ってきました。
数ヶ月後に告白と同時にカミングアウトをしました。
勇気もいったし、関係が崩れてしまうのではないかという不安もありました。
そんな私にその人は、くれたのは、こんな言葉でした。
「なおちゃんは、なおちゃんだから何も変わらないよ。」
一気に肩の荷が降りて、ホッとしました。本当の自分を伝えられた喜びと、自分以外の何者でもなく、自分として生きることはこんなに楽で幸せなのだと、生まれて初めて感じることができて、とても嬉しかったです。
たった、一人の人にそのままの自分を受けとめてもらえるだけで、こんなに世界が優しく感じられるんだ。心が震えました。
これがきっかけで、自分をより認めていろんな人にカミングアウトできるようになりました。
誰にでもカミングアウトするわけでない。まずは、受けとめて。
LGBTの当事者がいきなり、誰にでもカミングアウトできるわけではありません。
等身大の自分を自分で受け入れて、初めて誰かに伝えることができます。
だからといって、誰にでも言えるわけでもなく、
まずは、信頼している人、大切な人にまず知って欲しいと思っています。
「いきなり言われても困る。」
「どうしていいかわからない。」
「一生隠していて欲しかった。」
身近な誰かに急にLGBTだとカミングアウトされると、戸惑ってしまう人もいるかもしれません。なぜかというと、カミングアウトされる人にもいろんな感情や価値観があるからです。
いきなり、受け入れなくてもいいんです。
まずはただ、「相手はそう感じているんだな」と、否定せずに受け取って欲しいと思います。その後、逃げずに向き合い続けていると今まで見えなかった世界が広がってくると思います。
LGBTQ100人のカミングアウト2019
友人でYou tuberのかずえちゃんが、
LGBTQ100人のカミングアウト2019の動画をアップしています。
いろんな思いで声を殺して生きてきたLGBT当事者が、
前向きに声をあげて、自分を認めてメッセージを伝える姿に泣いてしまいそうになりました!!!
ぜひ、見て想いを感じてみてくださいね。
今日も読んでいただいて、ありがとうございました。