2018.07.07
LGBTsドキュメンタリー映画「女になる」をより楽しむための見どころ3つ!
こんにちは。
LGBTライフコーチの直(@naofujiwara1978)です。
先月、LGBTとAllyの交流会つながりカフェ主催の自主上映会にボランティアスタッフで参加しました。
※つながりカフェは、こちら(自分らしく幸せに生きるLGBTとAllyの為のコミュニティ)
6月23日(土)に「女になる」のトークショーのファシリテーターを担当したのですが、めちゃめちゃ、楽しかったんです。
当日は、チケット50枚完売!立ち見あり!たくさんの質問があり、笑って、泣いて、じゃんけんして。ここは、家か?くらい皆さんくつろいでアットホームな場所と時間でした。
そして、2度観たけど、やはり泣けた。
感じたのが、「女になる」は、LGBTにだけ向けられた映画ではないってこと。
じゃあ、誰のため?どんな内容なの?
今回は、映画「女になる」をより楽しむための見所をシェアします。
女になる(2017年)
引用:http://onnaninaru.com/
では、早速、見どころをみていきますね。
1、あっけらかんとして、明るく自然体な未悠さん
冒頭から未悠さん、ミムラさん、直さん(自称三姉妹)の明るくエロい女子トークが炸裂!LGBTの映画、人権の映画と思ってくると、「あれっ?」となります(120%保障)
とにかく、ポンポン出てくる小気味のいいやりとりに思わず笑みが。
ついつい、一緒に恋バナをしてみたくなります。
なにかと、特別な人という、枠がつけられてしまうことが多いLGBT。
ですが、人って誰もが多様性の中のひとり。
以外とあたりまえにいるんだ。
そう感じられる、大好きなシーンのひとつです。
ちなみに、この日は、いままでで1番笑い声が大きかったそう。さすが、大阪!!
2、応援してくれる周りの人たち
未悠さんは、映画の最後で性別適合手術を受けます。
未悠さんが自分らしく生きるために選んだ道。
そこに、関わりがある人達が登場します。
応援してくれている、
専門学校の先生や友達、バイト先のそば屋の店長、地元の幼なじみ、そして、母親。
印象的だったのが。
「なか(未悠さん)は、なかやから。」
男とか、女とか、ではなくて。
「なか」だから。
自分で思う性自認と、身体の性の不一致に悩み、
絶望や、劣等感、不安。いろんな感情を感じながらも、
そんな、自分を「自分」としてそのまま、受け入れて誰よりも好きでいる。
それが、未悠さんの明るさ、思ったことを率直に伝える素直さ、
心地よいほど、まっすぐな生き様としていろんな人を惹き付けるのだと感じました。
3、自分の気持ちに正直に生きる姿
トークショーの中では、たくさんの感想や質問をいただきました。
その中でも印象的だったのが、未悠さんの前向きな生き方にエネルギーをもらいました。という声が多かったこと。
笑う時間を増やすことを意識して、毎日の何気ない日常の中でも、
楽しめること、面白いこと、興味があることを見つけて幸せを感じて過ごすこと。
それが、未悠さんの生き様に繋がっている。
私自身が感じたのは、
これは、LGBTだけの為の映画じゃないってこと。
会社でミスを上司に怒られて落ち込んでる人。
かわりばえのない毎日に、このままでいいのかな?って思っている人。
誰かからどうみられているのかが、ついつい気になってしまう人。
世間の常識や、誰かからどうみられるのか?の中で、生きてきた未悠さんが、
自分を受け入れた時に、世界が変わり、景色が変わり、今この場所にいる。
未悠さんの生き方に、それぞれが、受け取ったもの。
自分自身の未来への可能性じゃないでしょうか。
自分の人生をちょっとした心の持ち方や行動で変えて行けるんだという希望。
スッキリした表情で会場を後にされるお客さまを見送りました。
自分の未来を少しでも変えるきっかけになればいいなと思います。
つながりカフェの映画上映会レポートは、こちら
映画『女になる』上映会レポート
アンケートの回答は、こちらです。
【参加者の声】映画「女になる」上映会・トークショー
映画『女になる』は2017年10月の東京を皮切りに大阪・神戸・名古屋などでも劇場公開されました。
現在、全国で上映会を開催中です。
本作の市民上映会などに関するお問い合わせは(担当は東根歩夢さん)までご連絡ください。
なお、次回の上映会は9月16日に北海道、札幌で開催予定です。
12月には、京都、東区役所でも公開予定です。
ぜひ、足を運んで下さいね。