2017 08 22

SWEDEN

Ally


こんなに違うの!?海外スウェーデン在住6年以上の日本人女性にLGBTについて話を聞いてみた


親戚の子どもに3人兄弟がいるんです。男の子2人と女の子。真ん中の男の子に青いお皿を渡したら、『僕は、ピンクのお皿が欲しいっ!!』って。お母さんは保育士さん。幼稚園卒業の時には、女の子用のワンピースを履かせて参加していました。

両親親戚もすごくその子を可愛がっていて、彼の自由にさせてあげようって雰囲気です。大人や環境の受け皿が大きいのかもしれないですね。

 

そう、にっこり笑ってお話してくださったのは、スウェーデン在住10年になるMihoさん。

豚骨ラーメンをこよなく愛する、元千葉県民。スウェーデン人のご主人と2人のお子さんと暮らしている。

 



風邪がだいぶ回復してきたこの日。

Tomokoさんの日本人のお友達2人をお招きして、スウェーデンでの性的少数者についてのお話をお伺いする機会をいただいた。お集まり頂いたのは、Tomokoさん(在住6年目)Marikoさん(在住10年目)、Mihoさん(在住10年目)の3名。みなさん、2児の母で、皆さんスウェーデン人のご主人がいる。

 

さらに、Mihoさんの勤務先の某現地企業で、ある男性が女性に性別を変更した。このことは、社内HPでも取り上げられ、大きな反響があった。

その後の続報では、同じ課以外の人からの目があまり心地良くないという素直な心情が包み隠さず綴られていた。インタビュー担当者は、企業内の個人に対する差別として、厳重に受け止め改善していきたいと記事をしめくくっていた。そして何人かの社員の応援のコメントが残されてた。その多くは、彼女の勇気を称え応援するものだった。

「男の子は、サッカーボール。女の子は、お人形。女の子でもサッカーのデザインが好きな子もいる。企業がその価値観を押し付けるのは、好きではない。みんなが同じくらい心地よく過ごせることが大切」とMihoさんは言う。

  

あなたは、家族からLGBTだとカミングアウトを受けたらどうするだろうか?

Tomokoさんに聞いてみたら、こんな答えが返ってきた。

 

「旦那さんからカミングアウトを受けたらびっくりするかもしれない。私にとってパートナーは素直に話しあえる存在でありたいので、隠さずに話してるのは有難いけど、、、暫くはショックで現実を受け入れるのに時間がかかるだろうなぁ、、、。

もしも、子どもに言われたら 受け入れるに多少の時間はかかるだろうけど、最後は素直に受け入れると思います。

 幼稚園や学校も服装や髪型が自由で、自分がしたいようにする、、、というように、幼い頃から自分の意志が尊重されてる環境で育つこともあり、自分のことは自分で決める社会の仕組みになっているように感じます。なので、多少は親としてアドバイスや口出しするかもしれませんが、最終的には私自身が決められないことは、考えても仕方ない。

子どもがHappyでいることが何より大事なこと、自分が自分らしく生きること。親にとっても子供の幸せが一番大切なので。あと、スウェーデンはLGBTに対して寛大なので、そういった面でも親にとって安心なのかもしれません。これから、もしかしてあることかもしれないし。」 

 

 

Tomokoさんがはじめて会った性的少数者は、私だったという。

ニュージーランド、カナダでワーホリをして、日本で出会ったご主人と今、スウェーデンに住んでいる。違う場所で人よりたくさんの経験をしてきた彼女。

 

私という人間のフィルターを通して、LGBTのことを自分ごとだと捉えた結果が、

「もしかしてあるかもしれない」という言葉として彼女の口から自然にとさらりと出てきた。

そう思うと照れくさくもあり、嬉しく思った。

 

スウェーデンでは、年に一度大きなLGBTのパレードがあり、その日が近付くにつれ、街中レインボーの旗で飾られて子供達もそれが何か聞いてくる。だから、自然とLGBTが何か分かってくる。また、芸能界やプロスポーツ選手など、自らカミングアウトしている。

 

 

男女平等な国ほど、LGBTに対する受け入れに寛容というデータがある。スウェーデンもそんな国のひとつだ。


「スウェーデンでは、男女平等に力を入れています。1960年代から女性がどんどん社会に出てきました。政治家の半分を女性にしたのも男女ともに同じ権利を持てるように国が努力した結果だと思います。」

そう話すのは、明るくよく笑う笑顔が印象的なMarikoさん。

 

実際、OECD(経済協力開発機構)加盟国でスウェーデンの国会における女性議員の割合は、43.6%と2番目に高い。1位アイスランドは47.6%、3位はフィンランド42.0%と他の北欧諸国も上位を占めている。日本は、13.1%とOECDでは最下位という結果が出ている。 

 

「里親として親がいない子や何らかの理由で親が見れない場合、子供達を里子として受け入れられます。知人で現在70〜80歳の夫婦がずっとたくさんの里子受け入れをしていました。当時は、幼かった子ども達も、今ではもう大人。ご夫婦にお世話になった里子が、時々里親に会いに来てくれるそうです。」

 

 

両親と一緒に里子でお世話になった家庭に遊びに行った経験がある子ども達は、自分たちが大人になった時に、今度は自分たちも自然と里親として、里子や国際養子を迎え入れる側になることが多いのだとか。

同性カップルもある一定の条件をクリアすれば、この国際養子縁組を組むことができる

 

まさに、恩送り。

愛情を与えて育てる喜び、愛情を受けて努力する。

綺麗ごとだけではなく、たくさんのお金や感情も発生する。

 

お互いに大変なこともあるかもしれない。

 

ただ、そこには同じ場所と想い、時間と感情を共有した温かさがある。

血のつながりはなくとも、いろんなカタチの家族は成り立つものなのかもしれない。

 

人種、国籍、宗教、そして、性別。いろんなものを取っ払って、同性カップルも含め愛しあういろいろな家族のカタチが増えることを願う。

 

 

マツダミヒロさんの素敵な質問があったので、答えてみて下さい。


まるで、家族はどこ?

集まれる仲間は
それだけで財産。

家族とは
血がつながっている人、
だけではない。

血がつながっていなくても
家族であることもでき

その家族には
もしかしたら、
目の前にいる人も
なるかもしれない。

まるで家族のように
付き合っていける仲間を
今からでもつくってみよう。

【今日の魔法の質問】
「新たな家族はどこにいますか?」