2019.02.12

また来て欲しいと思ってもらえる講演にする為に打ち合わせで聞いておきたいこと3つ

LGBT講和打ち合わせ

こんにちは。
LGBT活動家の直です。

私は、多い時は月に5〜6回の講演で全国を駆け回っています。

企業、行政、学校、保育園、NPO法人、子育てコミュニティなど、お話する方が誰なのか?によって、内容が変わってきます。



今日は、リピートされる講演にする為に、打ち合わせで聞いておきたいことを3つのポイントをお伝えします。


1、理想のゴールを共有する

セミナー・講演をする目的は、参加者になんらかの変化をして欲しいことが、ほとんどです。

・理想のゴールを明確にする
終わった時に、参加者にどうなって欲しいか?
ゴールイメージを具体的に明確に描いてもらうことが大切です。

「さまざまな価値観を持った人にも思いやりを持って接することができる。」

「自分を大切に「自分らしく生きる」ことを感じて欲しい。」

「困った時のサポート機関やどの部門(先生)に話をしたらいいかが、具体的になり、助けを求めることができる。」など。

そして、大切なのは、自分にも関係があるんだと感じてもらうこと。


例えば、男性に見える人でも、本当は女性の心を持っている人がいるかもしれない。という話を聞いただけでは、「そんな人もいるんだな。」で終わってしまい、なかなか自分ごとになりにくいです。

でも、もし、友達や親、子ども、孫がLGBTや性的少数者で毎日、一人で誰にも言えずに思い悩んでいたとしたら、どう思うでしょうか?

もしかして、そうかもしれないと思った時に、どんなことで悩んでいるんだろう?力になりたいけど、カミングアウトされたらどうしようか?など、具体的に考えるきっかけになります。

ゴールに向けて、どんな原体験の話をすればいいのか?
どんな知識と気づきを伝えれば、ゴールに近づけるのか?が見えてきます。

しっかりと同じビジョンを共有できるように意識しましょう。

2、参加者の現状を把握する

参加者が今までどれだけ内容について、学んできたのか?興味があるのか?を知ることも大切です。

なぜなら、熱量が違うからです。

例えば、はあちゅうさんが大好きで、発信力やフリーランスでの働き方に興味があり、わざわざ鹿児島のから大阪まで飛行機で日帰りで参加します!という大ファンに向けて話をするのと、

トップダウンで社員全員が必ず受けないといけない、他に優先させたい仕事があるのに、何で受けないといけないんだよ。と興味がないままで受講する社員とでは、全く聴く姿勢が違います。

どちらがいい悪いではなく、どんな対象の人が受けるか?を事前に知っておくことで、どんな知識や興味があり、どんな伝え方をすればいいのか?仮説をたてて準備することができます。

内容は、準備が9割。しっかりと、リサーチと練習をして望みましょう。

3、実際の課題をしっかり聴く

ゴールと現状が見えてきたら、それぞれの参加者目線での課題を打ち合わせでしっかりと情報収集して、対策を具体的に考えましょう。

見えない存在だから、日頃からどう行動や言動を変えて行けばいいかわからない。そもそも、何が問題なのかわからない。そんな参加者もたくさんいます。

どんな不安があるのか?何があれば、安心できるのか?
具体的な事例も交えながら、イメージしてもらいながら聴いてみましょう。

LGBTだと、
「トランスジェンダーの人に誰でもトイレを作らないといけない。」
「あの人が、当事者じゃないかと思っているんだけど、言ってもらえない」
「窓口対応で、言葉や態度など気をつけるポイントは?」

など、環境や立場ごとのLGBT当事者ならではの困りごとがあります。

当事者だからこそ、体験したり聞いた具体的な事例と対策をシンプルに伝えると良いでしょう。

時間に余裕があれば、事前に疑問や質問を確認してそれに対応した内容にする。または、事例をグループで実際に考えてみるワークショップも効果的です。

トイレや更衣室など、すぐに整備ができない部分もありますが、
当事者が傷つく言葉を覚えて言い換える練習をするなど、研修後すぐに行動できることもたくさんあります。

参加して良かったね。

だけではなく、ひとりひとりが「何ができるかな?」と具体的に考えて、それを行動に移せる機会になるように、工夫してみると良いでしょう。

「伝える」ではなく、「伝わる」

打ち合わせの後、「伝えたい」という想いやアイデアがたくさんあふれ出してきます。

そんな中でも気をつけていることがあります。
それは、「伝える」お話ではなく、「伝わる」お話をするということ。

例えば、あなたが料理を作るのが大好きで一生懸命に「自分」が好きなものを作ったとします。

これが、「伝える」

確かに、腕をふるった料理は、あなたにとっては美味しいかもしれません。
ただ、パートナーにとっては、どうでしょうか?

実は、牡蠣が食べられないかもしれません。今は、お腹がいっぱいかもしれません。今日は、友達と外食に行く予定だったかもしれません。

いきなり目の前にドンっと出されると、それも言いにくくなってしまいかねません。とても、一方的です。


では、「伝わる」は、どうでしょうか?

どんな食べ物が好きなのか?今、どれくらいお腹がすいているのか?どんな料理を食べたい気分なのか?会話を交わしてから、作ってみるといかがでしょうか?

「冷蔵庫の鶏肉の賞味期限が近いから、早めに使って欲しい。」って声も聞けるかもしれません。これは、双方向にコミュニケーションが取れています。

自分が伝えたいことや知って欲しいことを伝えるのは、もちろん大切です。そこに、さらに相手の立場や求めているもの、また、気づいていないけども、役に立ちそうなことを相手の視点で考えることができると、よりよい話ができるのではないでしょうか。



まとめ

・理想のゴールを共有する

・参加者の現状を把握する

・実際の課題をしっかり聴く

いかがでしたか?一方的な講演は、ただの自己満足です。

「目の前の相手を喜ばせる」
「社会に役立つ」

そんな、広い視野でお話をしてみてくださいね。
今日も読んでいただいて、ありがとうございました。