2017.10.30

感情の爆発を防ぐ為にできる3つのこと

こんにちは。LGBTエスコートパーソンの直です。
LGBTが自分らしい人生を生きる伴走者として活動しています。



突然ですが、皆さんいきなり感情が爆発してしまうことはありませんか?

感情が爆発してしまう人は、とても損をしていると思うんです。

「そんなこと言っても、感情なんだから爆発してしまうのはしょうがないじゃない。」
と思うかもしれませんが、自分の感情をうまく付き合うと、爆発させず解消することもできます。

 

私自身、過去にいつも同じパターンで感情が爆発し、仲のいい友人と疎遠になってしまうことが多く、たくさん悲しい想いをしてきました。そんな私もいろんな学びの中で、感情の爆発がなくなりとても生きやすくなりました。

自分の感情とうまく付き合うことで、友人とも心から打ち解けて話をすることができ、自分の本当の欲求にも気づいて自信を持つことにもつながります。



そんなわけで、今回は、「自分の感情をうまく解消する方法」について書いてみたいと思います。



感情を溜め込まないことが大切

感情をうまく解消する為に大切なことは、”感情を出すこと”です。

感情を爆発させてしまう人は、親や先生の言うことを聞く真面目な優等生タイプの人に多いです。また、自分のセクシュアリティを隠して周りの期待に応えようとする性的マイノリティ(LGBT)にも多いのではないでしょうか?

「自分さえ我慢すればいい。」

「人の言うことの方が正しい。」

「我がままを言ったら、周りが迷惑だ。」

「セクシュアリティがバレてはいけない」



心の中で怒りや相手の意見への違和感を感じても、そう思って感情を抑圧して何事もなかったようにふるまってしまう。その場の相手との関係は何事もなく治まるかもしれません。

ただ、抑え込んでしまったあなたの感情は、どうでしょうか?
その感情は、なくなることなく自分の中に溜まっていきます。

そこで、今回は「自分の感情をうまく解消して、爆発を防ぐ方法」を3つご紹介します。

ポイントは、「今すぐやってみること。考えてみること」読んで満足していても、現状は何も変わりません。早速、取りかかってみましょう。




感情の爆発を防ぐ為の3つの方法

怒りを感じたら、怒ってもいい


ネガティブな感情は感じたくないという人が多いですが、
実は人間の感情に良い悪いは、ありません。

怒り、悲しみ、辛さなどの感情を抑圧して半分しか感じないと、
喜び、楽しみ、嬉しさなども同じ振り幅で半分しか感じることができません。


自分の中に何かの感情を感じた時には、意識して

「自分は、今、怒っているんだな」

「悲しいと感じているんだな」

と身体で感じきってください。


感情を十分に感じきると、自然と感情は消えていきます。


感情にずっと蓋をしていると、自分が何を感じているのかわからなくなることがあります。

どんな感情を感じているのかわからなくなってしまっている人は、
今、心の中に浮かんだ言葉をすべて紙に書き出してみましょう。

何を感じているかわからないと書いてもOKです。
書いているうちに、少しずつ感情を感じられるようになります。


日常でも「今、私は何を感じているんだろう?」と自分に問いかけてみましょう。

そして、自分の感じた怒りを誰かに伝える時には、Iメッセージで伝えるようにしましょう。
相手を感情的に頭ごなしに責め立てても、その後の関係に悪影響があるだけです。


You メッセージ「あなたのその言い方、腹立つわ!!!!!」
Iメッセージ   「私は、私の本心をわかってもらえていないように感じて淋しかった。」

私がどう感じたのか?を相手に伝える練習をしてみましょう。

 

親子関係からの思考のクセに気づく

人間関係の土台は、家族との関係によって作られると言われています。
ずっと親の顔色をうかがってきた人は、職場でも上司の顔色を常にうかがっていることに気づくかもしれません。

相手の機嫌によって、自分が怒られたり、攻撃を受けることが続くと、
常に「自分はいい子でいないと愛されない」「誰かに認めてもらわないと価値がない」

と、自分の本当の気持ちを隠すようになります。

お母さんを怒らせないように言葉や態度を選んだり、
お母さんの機嫌がいいように愚痴を一生懸命に聞いたり励ましたりするようになります。

家庭の外でも相手の感情に振り回されるようになります。

他にも支配的、過干渉、心配性なお母さんにより偏った考え方が、
無意識のうちにできあがってしまうことがあります。



お母さんとの関係だけでなく、お父さんとの関係が敏感な人もいます。
厳格なお父さん、しつけの厳しいお父さんは、勉強や習い事で期待通りの結果がでないと、
人格を否定するくらい激しく怒ることがあります。

その中で育つと、心はいつも緊張してしまいます。
子どもが思いどおりにならないと、怒鳴りつけたり、何時間も説教をしたり、外に放り出す罰をあたえることもすくなくありません。


厳しいお父さんの態度は、愛情や期待、子どもの社会性を育てるためのことが多いのですが、
子どもは、ただただ怖いだけで、学校や会社でも上司を周りの人を父親と重ねて、常にビクビクしている人になってしまいます。


小さい時は、両親に守られていないと寝る場所も食べるものもなくて、
言うことを聞かないと死と同じくらいの恐怖を持っていたかもしれませんが、
今は、あなたはもう大人です。十分に自分の判断で生活していけます。



そして、過去の記憶は、自分の都合のいいように簡単に作り替えられます。
つまり、あなたが思っている過去は、事実はとは違う認識や思い込みが含まれていることがあります。

思い込みの過去の辛い記憶の中で、感情だけはそれを事実として自動的に反応してしまう。
それが、今の思考の偏りと人間関係のゆがみになっているとしたら、とてももったいないです。


今の自分がどんな思考のクセがあるか?に気がついて、手放していきましょう。



【ワーク】
あなたは、今、どんな時に、反応してしまいますか?(行動、態度、言葉、状況など)
それは、あなたが小さい時のどんなことが原因だったと思いますか?
小さい時に嫌だったこと、怖かったこと、辛かったことを書いてみましょう。


その時に感じたことや思っていた本当の気持ちを言葉にして、素直に相手に伝えてみましょう。
(Iメッセージで伝える。直接伝えられない時は、手紙に書いて破ってみましょう。)



「嫌なこと、ネガティブな感情はできることなら、伝えずに分かって欲しい。」

「嫌なヤツだと思われたくない。」

「それなら、少々のことなら我慢して言わない。」

そう思っている方も多いと思いますが、
実は、「好き」「嫌い」をハッキリ言って感情を出している人の方が好かれたりします。

 


塵も積もれば、山となる。
感情もつもりに積もるまで我慢してしまうことが、爆発につながります。

ちょっとしたネガティブな感情も大切にして、
ちょっとしてこともきちんと相手に伝えて自分の一部として許して認めていきましょう。

人生が格段に生きやすくなります。


嫌いな相手は、自分自身のことを教えてくれる大切な存在だったりもします。
また、別の機会にご紹介しますね。

 

自分に優しくする

自分自身の1番の味方でいましょう。
もしかして、人からみた時に、間違ったことをしてしまうかもしれません。

何かをできた自分もできない自分も、すべてあなたです。

減量をしようと決めて、4日目にやる気がでなくなってしまうと、自分を責める。
「自分はなんて意思の弱い人間なんだ。自分で決めたこともできないなんて。。。」

自分が自分の思考や感情に対して1番厳しく責め立ててしまいがちです。


完璧な人間はいません。
何か失敗してしまっても、自分にこんなふうに声をかけてあげて下さい。


「まあ、いいか。」「そんなこともあるよ。」

「できることは、やったよね。」

「やってしまったことは、仕方ない。」

「あなたなら、大丈夫だよ。」


100人の自分がハッピ姿でわっしょいわっしょいとあなたのまわりにいて、
どんなあなたでもいいんだよ〜と言っているようなイメージです。

私の場合、これを考えるだけで、ニヤニヤして気持ちが楽になります。


自分が自分をあつかうように、世界は自分をあつかいます。

あなたがどんな自分自身も許して、愛情をたっぷり注ぐことで、
あなたの周りの人にも優しい気持ちを持てるようになり人間関係がグッとよくなります。

自分の大切な親友になったつもりで気持ちに寄り添いましょう。




感情の爆発がなくなれば、楽に生きられる

感情を爆発させないことの1番のメリットは、「自分の素直な気持ちを自由に伝えられるようになる」「人の機嫌や言動に左右されない自分を持つことができること」です。

これは、感情の爆発を手放すことができた私自身が1番体感していることですね。「感情の大爆発を繰り返して大切な人をたくさん傷つけてきた自分」が、「他人の目を気にせずに楽に自信を持って生きられるようになった」というのは、かなり今後の人生に影響を与えると思います。


皆さんもぜひ、自分の感情をうまく解消して、よりよい人生を手に入れて下さい。

今日もあなたを応援しています。



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